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このページでは、弊社の社名の由来となっている新潟県村松町(現 五泉市)を御紹介します。

歴史
村松町は、江戸時代は新潟県中蒲原郡にある、旧村松藩(堀家三万石)の城下町として、戦前・戦中は軍都として栄え、戦後は農業と繊維産業を中心に発展してきました。
2006年(平成18年)1月1日に隣接していた五泉市と合併し、新たに五泉市となりました

地名
「村松」という名の由来ははっきり判っていませんが、郷社である日枝神社と町寺である正圓寺は延暦15年(西暦796年)頃、村社である住吉神社及び清水寺は大同元年(西暦806年)に創建されたと伝えられます。この事から、当時「村松」という地名だったかは不明ですが、村松町近辺には平安時代に集落があったものと思われます。
永徳2年(西暦1382年)に日枝神社へ奉納された鰐口に村松山王大権現の刻銘があり、文字ではこれが「村松」として、初めて現れたものです。

村松藩
江戸時代初期、村松は村上藩の支配を受けていました。藩主堀直寄(ほりなおより)の跡継ぎだった長男直次(なおつぐ)が早死にした為、幕府は直寄の死後、村上藩を10万石から13万石に高直しをし、10万石を孫の千介に与え、3万石を次男の直時(なおとき)に分家しました。この時、村松地方は村上藩領でしたが、直時の次男直吉(なおよし)の時代に領地替えが行われ、在所(=くにもと)を村松に定め、正保元年(1644年)村松藩となりました。
村松藩は成立当初は無城でしたが、その後中世豪族の館跡に陣屋を新築し、寛永3年(1850年)に城主格に昇格てからは城らしく改修工事を行いました。村松城の場所は現在村松城跡公園として整備・保護され、資料館も公園内に建設されました。

歴代藩主
村上堀家から分封した直時を初代としているが、実際に村松を在所と定めたのは直吉です。直吉が村松藩を成立させてから第12代直弘(なおひろ)が明治4年(1871年)の廃藩をむかえるまでの227年間、所替えも他家からの養子縁組もなく、多少変則はあっても血族相継いで村松藩を支配していました。

戊辰戦争
幕末になると、全国では薩摩・長州を中心とする尊王討幕派と幕府派が対立するようになり、村松藩でも倒幕をうったえる正義党が結成されました。しかし、村松藩は幕府側の大藩である会津藩と領地が接していることもあり、この正義党を弾圧し、戊辰戦争が始まると奥羽列藩同盟に加盟して新政府軍と戦いました。当時の藩主11代直賀(なおよし)は村松上を放棄して米沢に走り、これを期に正義党は直弘(なおひろ)を擁立し、新政府軍に村松藩の保護願いを出しました。新政府は、村松のその後の会津追討への参加などを受け、村松藩の再興を許し、直弘に家督を相続させました。

廃藩置県
明治政府は、中央集権体制を目指し版籍奉還(はんせきほうかん)を実施して、藩主の領地・領民を朝廷に返し、藩主は制度上知藩事として中央政府の地方官に編成替えする事にしました。明治2年(1869年)に全国一律の版籍奉還が実施され、藩主直弘は村松藩知事に任命されました。
そして、明治4年(1871年)7月14日に廃藩置県が実施され、村松藩は村松県と改名となり、同年11月20日には新潟県に合併されました。

観光名所
緑豊かな山々に囲まれた村松町は、桜の名所村松公園、夏の森林浴・川遊びを楽しめる奥早出渓谷、秋には栗拾いや、りんご狩りができる観光農園等、自然と人とがふれあうスポットが沢山あります。特に三千本の桜が咲き誇る村松公園は、「新潟景勝100選」と「全国さくら名所100選」に選ばれております。「城下町村松」と「桜の名所」をかけて「桜藩 村松(さくらんど むらまつ)」という町の愛称があります。
町の山として親しまれている白山の登り口には、1403年に楠木正成の直孫・傑堂能勝禅師によって開山された「慈光寺」があり、樹齢500年と言われ、県天然記念物にも指定されている杉並木があります。

上記の詳しい内容は、【五泉市のホームページ】よりご覧下さい。

五泉市トップページ→観光・文化→観光地・温泉 左記の順で色々とご覧いただけます。

特産品

お米(コシヒカリ)
説明は不要なほど有名です。村松地区はホタルやメダカが居たりと、特に水の綺麗な収穫地です。
ぎんなん
秋を迎えると「黄金の里」では、樹齢100年以上のいちょう約160本が、すずなりに実をつけます。全国でも有数のぎんなんの産地とあって、各地からたくさんの注文が寄せられます。また、品種改良などについての現地研修会が開催され、県内外から多くの参加者が訪れています。
しいたけ
三方が山に囲まれている村松町では、豊かな森林資源を活かしたしいたけ栽培が、盛んに行われています。村松町産のしいたけは肉厚で、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるのが特徴。ヘルシー食品としても重宝されています。また、近年は、菌床による栽培も取り入れられ、一層の産地化を目指しています。
光沢ある美しい褐色、ほくほくした食感。日差しをいっぱいに受けて育った村松町の栗は、甘さが自慢。ご贈答用として、全国に出荷されています。また、ミネラル、ビタミンがたっぷり含まれており、最近では健康食品としても知られています。
さといも
菅名地区が産地。村松町産のさといもは独特のぬめりがあり、身がしまっていて見崩れしにくいため、高級料理店からも、多くのご用命をいただいている自慢の一品です。
メロン
夏、青い空の下、あちこちの畑から、芳しい香りが漂い出すと、メロンの収穫が始まります。村松町の代表的な銘柄はビクトリー。美しい網目模様の中には、精度の高い果肉がたっぷり。とろけるような食感、まろやかな甘さは、果物の王様にふさわしい味です。

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